コロナ禍で手元にお金を確保する選択肢

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コロナウイルスによって事業に甚大な影響が出ています。弊社のお客様も飲食店は既に壊滅的な状態で美容院も4月の緊急事態宣言が発令されてから売上減少が顕著になってきました。政府や都道府県・市町村からも様々な支援策が出てきていますが、スピード重視で情報が整理されておらず、しかも制度も複雑になっており専門家の人達でもすべてを網羅しておくことが大変な状況となっています。

そこで、それぞれの制度を分類することで何から手をつけていけばいいのかをご説明いたします。

最優先は、出ていくお金を減らす。

これは、様々な支援策を利用しなくてもできることです。以下の項目で削減できそうなものは、一時的でもいいので思い切って実行しましょう。

・家賃の減額交渉。

・材料費の削減。

・稼働人数を減らす。

・生命保険料の払い止め

・法人の場合は、役員報酬の減額(緊急時のため期の途中でも減額できます。)

・新規出店を考えていた場合は、見送り





第二に、もらえるものはもらう!

色々と制度がありますが、この3つを抑えておけばOKです。ここにあるものは、後から返済する必要がありません。

(1)従業員さんを休業させた場合は、雇用調整助成金

(2)1年前の同じ月と比べて売上が半分になってしまったら、持続化給付金

(3)政府からの休業要請に応じたら、休業補償金

書類の作成が複雑なものが多いので、税理士や社労士の力を借りた方がよさそうです。

第三に、お金を借りる。

上との違いは、後から返済する必要があるものです。ただ、普段と比べて金利などが圧倒的に低くなっています。まずは、日本政策金融公庫に相談しましょう。窓口は混んでいるので、電話で相談した方がいいです。既に借入金がある場合には、一番多く借入をしている銀行にも相談してください。下の(1)~(3)のように銀行以外にもお金を借りれるところがあります。利用しているものがある場合には、すぐに借りる予定がなくてもどれくらい貸してもらえるのかを事前に把握しておきましょう。

(1)生命保険で借入、(2)小規模企業共済で借入、(3)中小企業倒産防止共済で借入

第四に、税金などの支払いを延ばす。

上記を実行してもなおも資金が苦しい場合には、支払延長を検討します。これは、最後の手段と考えてくださいね。具体的には、(1)納税の猶予(2)社会保険料の猶予(3)電気代・ガス代の猶予の3つがあります。

これからも支援策が追加される可能性があります。私のLINEに登録いただくと情報が更新される都度お知らせしていきます。登録は、こちらからできます。



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この記事の投稿者 : 宇佐見 紘且
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