前回、これから投資を始めようと思っている人にオススメなのが、インデックス型の投資信託を積立で購入する方法だとご紹介してきました。
投資信託は投資のプロに任せられるので、初心者でも気軽にスタートしやすい。
また、インデックス型は市場の株価指数と連動しているので値動きが読みやすい。
そして、定期的に定額で購入するドルコスト平均法を利用した積立投資は手間がかからず、リスクも分散できる。
以上の点がメリットでしたね?
では今回は、実際にどこで、どんな銘柄を選び、どうやってお金を払うのかについてお話したいと思います。
難しいようですが、お店に行って、商品を選び、支払いする、普段のお買い物と同じなんです!
目次
まずはどこで投資信託を購入するのか?
それは断然、「ネット証券」をオススメします!
そのメリットはコチラ
・いつでもどこでもインターネットのみで取引が完結する
・店舗がないぶん手数料が安く、少額投資からスタートする初心者には嬉しい
あえてデメリットを挙げるならば、インターネット上のセキュリティーの問題や回線トラブルといったところでしょうか?
店頭で直接取引する「店頭証券」では、担当者と相談しながら、またアドバイスをもらいながら資産運用を進めることができます。
しかし、そのぶん手数料は高くなってしまいます。
大手のネット証券会社3社をピックアップして、それぞれの特徴をまとめてみました。
ネット証券トップクラスの口座数
国内株式の売買手数料が格安
米国株・早朝深夜取引などの取扱商品数が業界トップ
投資信託の買付手数料無料
Tポイントが貯まる・使える
投資信託の買付手数料無料
楽天ポイントを使って投資信託を購入できる
楽天銀行との提携、楽天カードでの決済でポイントをゲットできる
100年以上の歴史をもつ老舗
インターネット取引をいち早く導入し、取引専用のアプリやツールが充実
株式・投資信託・FXなど幅広い商品がある
この中ではやはり、多くの個人投資家が利用し、他の証券会社の商品のほとんどをカバーしている「SBI証券」がオススメでしょう!
どこで購入するかが決まったら次は何を購入するか?
投資信託の中でも、値動きが読みやすいインデックス型をオススメしてきましたが、さらに絞って米国株インデックスに注目してみましょう。
もちろん国内株・全世界株・米国株・先進国株・新興国株などから選べますが、その中でもなぜ米国株インデックスがよいのかご説明しますね。
・市場の規模が大きく、世界的な優良企業が多い
・米国株は1株から購入でき、少額投資向き
・米国は株主を大切にしてくれる
3つ目の補足ですが、企業と株主の関係性が日本と米国ではまるっきり異なります。
会社は株主のものという考え方をする米国では、例え業績が悪くとも配当金を引き下げるようなことはめったにしないと言われています。
利益の株主還元を徹底してくれるため、配当利回りが高いという特徴がありますよ。
そして商品を選ぶ際に重要なのが、その米国株インデックスにはどんな企業が組み込まれているのか。
インデックス、つまり複数の企業の価値をまとめた米国株価指数には次のようなものがあります。
みなさんニュースでよく耳にしたことがあるのではないでしょうか?
NASDAQ市場のすべての銘柄を対象とした株価指数。
フェイスブック、マイクロソフトなどIT関連の大企業が多い。
厳選30銘柄での構成。
ウォルマートやアメリカン・エキスプレス、コカ・コーラといった、世界的に有名なアメリカの大企業が含まれています。
ニューヨーク証券取引所やナスダックなどに上場する米国企業を対象とした株価指数。
S&P500の上位銘柄は、マイクロソフト・アップル・Amazon・フェイスブック。
ネット証券のサイトからインデックス投資の種類をみていくと、どんな指標をもとに運用される商品なのか明記されているので確認できますよ!
中でもS&P500は、工業、運輸、公共事業、金融と幅広い企業を網羅。
米国企業トップ500の市場動向が把握できるといったところでしょうか。
商品が決まったら、最後にどうやってお金を払うのか?
アナタは株価が下がった時に一括購入、そして株価が上がると同時に売って大きな利益を得たいデイトレーダーを目指していますか?
もしそうでないならば、是非、積立NISAにしましょう!
積立NISAとは、2018年にスタートした積立投資専用の少額投資非課税制度のことです。
対象は投資の中でも投資信託のみ。
ん?投資で得た利益にも税金がとられるってこと??
そうなんです。
所得税と住民税のあわせて20%ほど課税されてしまいます。
それなら投資なんてやらないわ、という人にも何とか投資を始めてほしいということで作られた制度といえるでしょう。
そのメリットはこちら
・20年間非課税
・月1回、ボーナス月のみなど、積立の頻度が選べる
・ネット証券なら1回の積立は100円~
つまり、少額から長期・積立・分散投資できるので、まさに初心者には嬉しいメリットばかりなのではないでしょうか?
似たような制度にNISAがありますが、こちらは非課税の期間が5年間と短く、口座を開設できるのが2023年までの制度(2027までは非課税で運用可能)です。
これからは積立NISAの時代。
ただし、NISAの口座は積立かそうでないかにかかわらず、1人1口座しか開設できません。
さらに積立NISA対象の投資信託も現在約170本。
という制約がある中で、今回オススメしたいお店と商品、支払い方法はズバリ!
SBI証券のSBIバンガードS&P500インデックスファンドを積立NISAで運用する、でした。
インターネットのみで取引可能
店頭証券よりも手数料が安い
経済の成長性が高い
少額から購入できる
株主への配当金の利回りがよい
20年間非課税で運用できる
少額から投資信託を購入できる
ドルコスト平均法をとる積立でリスクを分散できる
都度購入の手間が省ける
この記事の投稿者 : 宇佐見 紘且
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