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融資面談で言ってはいけないNGワード集

開業融資の相談に乗っているとちょっと困ってしまうご質問があります。

悪気がなかったり、不安からくるものも多いのであまり気にしていなかったのですが、どうやらこのまま融資担当者に同じ発言してしまうとネガティブな印象を受けられるみたいです。

そこで今回は、融資面談で言ってはいけないNGワードを集めてみました。ポロっと失言してしまわないように気をつけましょう。

目次

自社の数字を理解できていないドンブリ勘定パターン

 お金を貸し出す立場に立つと、貸出先のオーナーが自社の数字を把握できていないというは、恐怖そのものです。

 1,000万円するバイオリンを「俺は使ったことないけど、嫁はバイオリニストだから一週間貸してほしい。」と言われても、怖くて貸せないですよね(笑)

それと同じことを無意識にやってしまっているパターンです。

 数字が得意!!という方は少ないと思いますが、それでもそれを放棄をしてしまうのは良くないです。オーナーになるからには、自分のお店の数値くらいは理解しようとする努力をしましょう。

 具体的なNGワードは、下記記載のとおりです。

数値面は、税理士に任せてる。

お金は、嫁さんに管理してもらってる。

とりあえず、借りられるだけ借りたい。

私って、いくらまでなら借りられますか?

ネガティブ思考パターン

 最悪の事態を想定して事業を行うことは、大切なことです。ただし、その部分ばかりを聞かれると相手は不安になります。

 「レンタカーを借りたいのですが、事故したらどうなりますか?自分が当事者の場合は?後ろから追突されたら?自分は無傷でも相手がけがをしてしまったら?その逆は・・・?」

 確認は大事ですが、予約電話でこんな感じで延々と事故の質問されたあなたは、心の中でこう思うのではないでしょうか?

 「そんなに不安でしたら、車を借りるのやめたらいかがでしょう?」と(笑)

 これを融資担当者に無意識に行ってしまっていることがあります。

 具体的なNGワードは、下記記載のとおりです。

もし、返済ができないとどうなりますか?

一日くらい返済が遅れても大丈夫ですか?

思いやり足りないパターン

 勘違いされるといけないのでお話しておきますが、融資担当者は敵ではありません。

我々の事業の発展を共に願う大切なパートナーです。

 ですので、

「上手いことだけ言って融資してもらおう。」とか、

「融資を通させるために上手いこと言って騙そう。」とか、

「借りてやるって言ってるんだからとにかく融資を通してくれればいいんだよ。」とか、

思いやりのない方は、嫌われます。

こういうことをされた融資担当者は、

「この人は、自分だけではなく他の人に対しても同じ態度を取るんだろうな。」

と感じます。

自分のビジネスを少しでも理解してもらい融資してもらえれるよう思いやりをもって接しましょう。

具体的なNGワード・NG行動は、下記記載のとおりです。

弊社のビジネスには、何の問題もございません。

商売をされたことがない方には理解できないと思いますが、○○。

自社のビジネスを専門用語を多用して説明する。

まとめ

 いかがでしたでしょうか?何か新しい気づきは、ありましたか?

 融資担当者は、1時間弱という短い時間の中であなたに融資しても大丈夫な方なのかを検討しています。そのため、NGワードそのものがダメというより、NGワードから透けてみえるあなたの人となりを判断しています。

そのときには、どうしても性悪説になりがちなのは仕方がないことだと思います。

 ただ多少言葉足らずでも、あなたの本気度と真摯な気持ちは、必ず伝わります。

相手も真剣勝負ですので、こちらも真剣勝負で面談に臨みましょう♪

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この記事の投稿者 : 宇佐見 紘且
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