カテゴリー
店舗経営
関連タグ
目次
美容室経営は、現金商売であり、アパレルショップなどと比べると多くの在庫を抱えるビジネスではないので本来はそこまで難しい経営を求められるビジネスではありません。
しかし、一般的に10年で1割程度しか残らないと言われており難易度がやや高いビジネスであると言われています。
この原因は、どこにあるのでしょうか?
美容室経営がうまくいかない代表的な原因を2つ見ていきましょう。
美容室経営に失敗してしまう原因の1つ目は、美容師は利益計算が苦手な方が多いというものです。
独立しようとしている方の話を聞いていると『現在の売上が月200万円くらいあるから独立してもそれくらいはあると思います。』と思い込んでいる方が多くみえます。
自信があることはそれで大切なことですが、その自信がどこからきているのか誰にでも数字で説明できるようにしておきたいです。
数字の根拠とは、例えばこのメニューと価格構成だと、客単価は6,000円になる。
セット面が4つ、一日最大で6回転、平均稼働率が60%だとすると、
1日の売上高は、「4セット面×客単価6,000円×6回転×稼働率60%」で8万円になる。
それに、1ヶ月の家賃が20万円、給与が100万円、その他の経費が30万円あるから、差引で50万円儲かる
と言った具合です。
お金の勉強をする機会をもっと設けられるといいですね。
お金だけでなくビジネスマインドも低ければさらにピンチになりやすいのです。
美容室経営に失敗してしまう原因の2つ目は、美容師はお客さま目線が苦手な方が多いというものです。
「自分がやりたいこと」と「お客さんが求めていること」の間に開きがあることに気が付かないまま開業してしまっているのです。
例えば、子育て世代の多い住宅街ではカラー技術の高いお店と親子カットメニューがある店のどちらが流行りそうですか?
美容室経営はビジネスです。
『お客さまが求めるサービスを提供する』というのは、ビジネスのキホンのキです。
こだわりは持つべきですが、リサーチも抜かりなく行うことが必要です。
この記事の投稿者 : 宇佐見 紘且
私たちは、あなたの夢の実現に向けて二人三脚で取り組んでいく会計事務所です。
詳しくはこちら